今週のポイント
昨日の為替市場ではBIS(国際決済銀行)年次報告書の中で、「円キャリー取引が拡大した理由は欧米と日本との金利差」、「円の価値が下がり続けたのは明らかに異常」と現在の為替レートは日本経済を反映していない考え方を示したことを受け、リスク回避の動きが強まり円相場では円の買戻しが進む展開となりました。
先週末に史上最高値を更新したユーロ/円は利食い優勢の展開から上値の重さが目立っており、その流れはユーロ/ドルの伸び悩みのへ影響していると考えられます。ユーロ/ドルはロンドン為替市場で発表された(独)7月GFK消費者信頼感指数の好結果を受け、節目を試す展開が予想されましたが、上海株式市場の下落からリスク回避の動きが意識され、ユーロが対円で下値を拡大する動きとなったことから、ユーロ/ドルは連れ安の展開から1.3439ドル付近まで下値を広げる動きとなりました。
ニューヨーク為替市場で大手ヘッジファンド2社がサブプライム住宅ローン問題で破綻寸前に追い込まれているとの報道から警戒感が広がり、ユーロ/ドルは1.3462ドル付近まで値を戻して引けることとなったものの、今後もクロス円の動きに左右されることになりそうです。
ユーロ/ドル日足チャートを見ると、一目均衡表・転換線と基準線のクロスが伺え、昨日は下落トレンドの上限付近では底堅く推移していることから、今後も1.3484ドル付近の節目を試す展開が予想されます。しかし、上値の重さが意識される相場が続くと、一旦根を落とすことも考えられるので、今週は1.3484ドル・1.3508ドル付近を巡る攻防に注目していきたいです。
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